事業理念

philosophy

 本法人の設立母体は東京女子医科大学の卒業生の同窓会である「社団法人至誠会」(現「一般社団法人至誠会」)である。かねてから(社)至誠会では、将来を嘱望された中堅女性医師が結婚に伴う家事・育児を契機に医療の現場を離れざるを得ない実情を深刻に受け止めていた。そこで至誠会では、会員の家事育児と医学の両立を側面から応援し、医師としての使命を全うしてほしいとの主旨のもと、保育園の設立を企画した。同時に地域で働く女性の子育てをも支援し、ともに女性の社会的自律、社会的地位向上をはかり、もって地域社会へ貢献することを目的とした。
当法人では、新宿区と荒川区の2箇所に保育園を設置し、児童福祉法、保育所保育指針、その他種々の法令を遵守して運営している。保育事業を通して次世代を担う子供達の正しく健やかな育成と日々の誠実な保育、母性保護をモットウに、「至誠と愛」の一字句をいただき至誠会保育園と命名した。この「至誠と愛」は、東京女子医大の創立者、吉岡弥生学頭の座右の銘で、「至誠」は極めて誠実であること、「愛」は慈しむ心である。爾来、至誠会保育園では「至誠と愛」を建園の精神・理念として掲げ、全ての職員はこれを胸に深く刻み、毎日の保育活動に励んでいる。